2012年5月5日土曜日

バドミントン

バドミントン

4年ほどバドミントンをしている中学生男子です

バドミントンをしていて3つ疑問があります



①ラケットのシャフトが軟らかいのと硬いのではどう違うのか



②ラケットとガットの相性はあるのか



③ガットの張りを強めする(弱めにする)と、どうなるのか



バドミントンをやっている者として知っておくべき知識だと思い

質問させてもらいました



今NANOSPEED7700・ Ti1 TITANIUMMESH・ MusclePower40を

使っているのですがそれぞれのラケットの特徴・(相性があるなら)相性の良いガットをおしえてください。

自分は、スマッシュなどで攻めるのではなくカットなどで相手を動かす戦い方なんですが

もし次のラケットを買うとしたらどのラケットをかったほうがいいのでしょうか?







1~3にのみ回答します。他の質問については別にお尋ねになるか他の方の回答をお待ちください。



ガットを張ったラケットでシャトルを打つ瞬間を「インパクト」と言います。

インパクト時にはガットはシャトルによってたわみます。凹型にへこむことです。短時間ですのでハイスピードカメラでやっととらえられるような現象です。この凹みがモトにもどるときシャトルを押すのでシャトルは飛んでいきます。

凹みがモトにもどるためには、ガットの反発係数とラケットのフレームの硬さが関係します。ハイテンションで張ると凹みにくく、硬いシャフトやフレームのほうが凹みにくいです。

ガットとシャフトはバネのような働きをするものだと考えてください。弓や跳び箱のロイター板などと同じで硬いものは力のある人が使うと遠くまで飛びます(スピードが上がるのでスマッシュと同じです)が、自分の能力を超えた硬いものはラケットや弓の実力を引き出せません。



ここまでが予備知識です。



1.シャフト(棒の部分)はインパクトの前にしなります。プレイヤーがシャトルを打とうとしてラケットを振ると、しなるためトップ部分が遅れて出てきます。そのため打点がずれてしまいます。どんなラケットでもこの打点のズレが3cm程度になるのがそのラケットの最高のパフォーマンスを発揮できます。インパクトの時ラケットのしなりはバネの役割でシャトルを飛ばします。

力のある人が軟らかいラケットを振ると3cmを越えてしならせてしまいます。そのため限界値を超えてしまい速いスマッシュが打てませんし、打点が思った以上に後ろになるためスマッシュが沈みません。逆に力のない人が硬いラケットを使うと、3cmまでしならせることができないので、これもスマッシュが速くなりません。またシャフトへかかる振動が腕に伝わりヒジや肩を痛める原因になります。



3.先に回答します。1と同じくガットの凹み量はちょうど良い量があります。力の強い人は低いテンションで張ったラケットを使うと凹み量が限界以上になって反発係数が低下します。ゆるい防球ネットにボールをぶつけても跳ね返ってこないのと同じです。

逆に硬すぎるハイテンションでは、ちょうど良い量まで凹ませることができず、1と同じでスピードが出ないだけでなく体を痛めてしまいます。

ガットの張りやシャフトの硬さは その人のパワーや実力に応じたものにしないと、硬すぎたり軟らかすぎるとラケットの能力を引き出せません。初心者が硬いNS9900など使っても使いこなせないし、テンションを30で張っても全く飛びません。硬いと接触時間が短いのでヘアピンなどのコントロールも難しいです。逆にパワーのある上級者がTi-zのような軟らかいラケットに18くらいで張ると、グニャグニャしてコントロールをミスしますし(上級者はすぐに慣れますが・・)スマッシュスピードがさっぱりです。



2.ガットの相性はあります。しかしどれがどのラケットに合うのかは上に述べた通りで人それぞれです。

反発を重視したものと耐久性を重視したものに分かれますが、素材とゲージ(ガットのの太さ)、テンションですべて異なります。YONEXなら細めのナノジー98や飛チタンはインパクトで高音がでて気分が良いのですがハイテンションでは寿命が短いです。最近はNS-9900にちょいユルめにGOSENのMOMONEを張ったりしています。長持ちしませんが安くて良い音なので気に入っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿