テニスのラケットについて
現在、スリクソンⅩ4.0(290g)を使用しています。
硬式経験は2年程で、過去に軟式の経験があります。(年齢は30代後半の男性)
気温が暖かい時期はこのラケットを問題なく使用できたのですが、冬になり動きが鈍くなった為か、思うように振る事ができなくなりました。手首が弱いせいか、痛めるのを恐れて自然とワイパースイングをあまりしないようにしてしまっている為、ラケットのパワーでアウトを連発してしまっています。(その他にも故障があるのでそれをかばっているのかもしれません)
そこで、ピュアドライブライト(275g)を試打したのですが、かなり軽い為、気持ちよくスイングができました。
スクールのレッスンで2回使用したのですが、極端なワイパースイングではなく、下から上にと言う振り方で同じスイングをしているつもりでもピュアドライブライトでは自然とスピンがかかり、アウトになりませんでした。
これはラケットの特性なのかは分かりませんが、自分でボールを弾ませて同じように打つと、スリクソンX4.0とピュアドライブライトでは明らかに回転のかかりが違いました。
しかし、軽さ故か、スリクソン使用時と同じ位のスピードでも軽いボールとなってしまいます。
軽く当てに行った際の衝撃もかなり感じるのですが、逆にストローク、ボレーともにコントロールがかなり良くなったように感じます。(振り抜いた時は嫌な衝撃は感じません。)
サーブやスマッシュ時の空洞感も若干気になりますが、これは軽量ラケットに共通する事なので仕方ないのでしょうか。
自分では、今の状態ではスリクソンX4.0は自分には重すぎるのだと感じ、買い替えを検討しているのですが、球に勢いが出ないという点が気になっており、ピュアドライブライトと同じ位の重さの以下のラケットを候補として考えています。
バボラ アエロプロチーム(280g)
ブリヂストン X-BLADE280(280g)
近くのスポーツショップでは試打用のラケットが無く、実際に打ってみる事が出来ない為、候補のラケットについて打った事がある方のご意見をお聞かせ頂ければと思います。他に280g程度の重量でお勧めのラケットがあると言う情報でも構いません。
あまりトップヘビーなラケットは扱いが難しい為、候補としては考えていません。
よろしくお願いします。
気温が下がって来るとボールの飛びが悪くなります。そして、その影響は想像されるより大きいかも知れません。
夏の間は調子よく打てていたのに、秋から冬にかけてうまく打てなくなったという話は、この知恵袋でもよく出ています。
そういう場合、ほとんどの人は自分のせいだと考えるようです。練習不足で下手になったとか、最近ずっと調子が悪いとか思うようですが、根本的な原因はボールの飛びの違いにあることが少なくありません。
通常、アウトボールが多くなると、ラケットのパワーが有りすぎだと判断するケースが多いようですが、現実的には、その逆のほうが多いでしょう。
テニスプレイヤーには、ショットの結果を自動的に次のショットにフィードバックする機能が備わっているため、ラケットが飛びすぎてアウトが出る場合、プレイヤーはその状態をそのまま放置することはありません。アウトが出ないようにスイングが変わってしまうのです。その結果、回転量が増えたり、スイングスピードが抑えられたりして、打球の威力が低下するのが普通です。
ですから、アウトが多くなるのはラケットが飛ばないことが原因であることが多いのです。飛びが悪いと回転量が自動的に減って、飛びを出すために押し出すようなスイングに変わっていく傾向があります。その結果、プッシュアウトが出るわけですが、これはプレイヤー自身がやっていることなので、修正されにくいわけです。
気温の変化でラケットの使いやすさが変化したのであれば、気温の変化に合わせてストリング・セッティングを変えれば済む話なのではないでしょうか。5ポンドくらい下げれば、かなりパフォーマンスは変わるはずです。
もし、その張力が推奨範囲の下限を下回るとしても、全く問題ありませんので、一度試していただければと思います。
ご質問内容を読む限りでは、ストリング・セッティングがハードすぎるように感じます。
スイングウェイトの数値には個体差が大きいため、お使いになったピュアドライブライトの数値がどういうものかは定かではありませんが、総体的に、このモデルの場合はスイングウェイトのバラツキ範囲が軽めに寄っているため、「振れば飛ぶけれど振らなければ負けやすい」という状態になる可能性が考えられます。
スイングウェイトが軽いラケットは振りやすい反面、インパクトの衝撃が大きく、打球に負けやすいという傾向がありますので、かえって手首を痛めることも考えられます。
X4.0の場合、スイングウェイトのバラツキ範囲は適正なので、その中で重めの個体を選んでいる可能性も考えられますが、そうでない場合は、それ以上に操作感を軽くするのは弊害の元になる懸念があります。
仮に重く感じたとしても、重いものを操作するほうが、度重なる打球衝撃に耐えるより、身体にとっては安全だからです。
打球が軽くなったり威力がなくなったりするのは、プレイヤーの運動がうまく打球に伝わっていないということで、あまり良い状態とは言えません。コントロールが良くなった気がするのも、勢いがなくて入っているだけでしたらあまり歓迎すべき状態ではないでしょう。アウトが出なくても、伸びのないショットは打ち込まれやすくなりますので、ゲーム展開は不利になります。
プレイヤーの運動の伝達効率が良くなると、勢いとコントロールは同時に得られます。
私どもはショップなので、立場的には買い換えを推奨したほうが良いのですが、現在お使いのX4.0を張り直してから、その後に改めて買い換えを検討されても良いのではないでしょうか。
補足について
面圧測定器が私どもで使用しているもの(ラテスト)と同一であるという前提で書きますが、張り直して面圧61ということであれば、この回答で初めに書いたようにハードすぎると思います。手首に不安を抱える方が、面圧60以上で張られたものを使用しなければならない理由が分かりません。
もし、50~60ポンドという昔ながらの張力範囲からあまり外れたくないとお思いでしたら、故障防止のためには、この時期だけでもそのワクを外されたほうが安全です。50~60という数値範囲については、張力ではなく面圧の適正範囲とお考えいただくと良いでしょう。
屋外でのプレーであれば、この時期に私どもがお勧めする硬さは、一般的には面圧52~55程度で、これについてはインカレクラスでも同様です。具体的には7ポンド前後落とせば良いと思います。実際に打ってみて、手応え感が軽くなれば正解です。
振って軽く感じるラケット(スイングウェイトの軽いラケット)は、物理的にボールの飛びが悪くなりますので、そういうラケットを4.0と同じストリングセッティングで使用した場合は、現在より状況が悪化する懸念があります。
字数制限のため、初回回答の一部を削除しました。
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